日本に入国するために必要!「ビザ」ってなんだ?

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  日本に入国するために必要!「ビザ」ってなんだ?


              ・その1 「ビザ(VISA)」ってなに?
              ・その3 ビザと在留資格の違いは?
              
             

 その1 「ビザ(VISA)」ってなに?

  
  外国籍の人が日本に入国するためには、

      @有効なパスポート(旅券)を所持していること
   
      A外国にある日本大使館・日本領事館で
        ビザ(VISA)を取得していること
        (ビザはパスポートに押されたスタンプです。)

  が必要です。(ビザを日本語で「査証」、英語で「VISA」と言います。)


  ビザとは、「外国籍の人が持つパスポートが有効なもの」であり、
  「この人を日本に入国させても問題ない」という在外日本大使館・領事館
  からの推薦状の意味を持っています。
 
  ここで注意しなければいけないのは、「ビザ」そのものは日本への入国・滞在を
  保証するものではないということです。
  
 
  つまり、正式に日本に入国し滞在するためには、飛行機(または船)で日本の空港
 (海港)に到着したあと、入国審査官による上陸審査に合格し、上陸の許可を受ける
 必要があります。

  たとえビザを取得していても、上陸審査で不合格になると日本への入国・滞在を
  拒否されて外国に帰らなければならなくなります。

  日本に入国するまでの流れを簡単に書くと、

    @ 外国にある日本大使館・領事館でビザ発給を申請する。(ビザ発給審査
    A ビザを取得
    B 日本到着。入国審査官による上陸審査。
    C 上陸許可される。(同時に在留資格・在留期間も決定)
    D 正式に日本に入国・滞在できる。

  このように、外国籍の人が日本に入国するためには、外国にある日本大使館・領事館
 での「ビザ発給審査」、日本の空港(海港)での「上陸審査」という2つの審査に
 合格しなければいけないという仕組みになっています。
 

  その2 「ビザなし」で日本に入国できる国があるの?

  「査証(ビザ)免除特約国」といって、ビザを取得しなくても日本へ入国・滞在する
  ことのできる国が現在63ヶ国あります。
   (査証免除特約国・滞在期間一覧表は外務省のHPにあります。)

  この「査証(ビザ)免除特約国」の国民であれば、観光や知人訪問、結婚手続き、
  商談などの目的で日本に短期滞在する場合に限り、ビザなしで日本に入国することが
  できます。
  

  ただし、有効なパスポートを所持していること、日本到着後に入国審査官による
  上陸審査を受ける必要があること、 という点は他の外国籍の人と同じです。

   (この「査証(ビザ)免除」制度を利用して日本に入国した場合は、「短期滞在」
   という在留資格になります。したがって、日本で報酬を得る活動(就労)はできません
   ので注意してください。「在留資格」についてはその3へ!)  
  
  その3 ビザと在留資格の違いは?
 
  「ビザ(VISA)」と間違えやすいのが「在留資格」と呼ばれるものです。


  「在留資格」とは、「あなたは○○○の目的で○年○月○日まで日本に
  滞在しても良いですよ」という日本に合法的に滞在するための資格のことです。

  この「在留資格」は、日本での活動目的(留学なのか?就労なのか?観光なのか?etc)
  によって27種類に分類されています。


  日本の空港(海港)に到着した後、入国審査官による上陸審査に合格し、
  上陸許可が出される際に在留資格が決定します(与えられます)。


  外国籍の人が日本で適法に滞在するためには、必ず「在留資格」を持っていなければ
  なりません。
  もし「在留資格」ない場合、もしくは有効期限(在留期間)を過ぎている場合は「不法滞
  在」という犯罪になり、刑罰が課せられ、また日本から退去させられます。
   
  「在留資格」については「在留資格ってなんだ?」へ  

  

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